【左利きのエレン】仕事できる性悪女で何が悪い。アート&広告の厳しい世界で、戦う女性の姿がかっこいい!

2019-04-13

ヒロイン

主人公は大手広告代理店に勤める若手デザイナー「朝倉光一」。彼の人生を中心に、アート・広告・アパレルなど、輝かしくも厳しい世界で生きる、クリエイターたちの世界が描かれている。 私の推すこのマンガの見どころは、その周囲を取り囲む「天才的才能をもった女性」たちの仕事ぶり

お話は「光一」の成長とともに、高校~社会人と変化していくのだが、その過程で出てくる個性豊かな女性陣たちがおもしろい。少女漫画のような、しおらしい女性は一切出てこない。 能力が人並外れて高いが、我が強く、言ってしまえば性格が悪い、難がある女性ばかりだ(一部除く)。実際の仕事においても、周りを気にしない自分の強さを持った人は躍進しやすいが、その極端な形。

まずは、タイトルにもある「山岸エレン」。飛びぬけた絵の才能をもつが、人との対話が苦手で、絵以外は何もできない(あまりしようともしてない)。それを自覚し、苦悩することも。主人公の光一を下に見ている。

主人公の彼女となる、 帰国子女の「加藤さゆり」。知性溢れる才女でありながら、その論理的な計算結果ゆえに「穏やかに暮らす」ことを望み、それを彼氏の光一をコントロールすることで完璧に叶えようと画策する。後半、光一の育成から抜け、海外で仕事をはじめた彼女の本気は圧巻。持ち前の計算と、強気を武器に、世界的ファッションブランドの女王「岸アンナ」相手に、一歩も引かない姿勢で完璧なプレゼンに挑む。

わがまま放題で、人を振り回すことを全く悪いことと思わない。自身を「才能しかないクズ」と認める「岸あかり」。 生まれ持った容姿と人並外れた集中力の才能で、見るものすべてを圧倒する魅力を持つ。性根が腐っているかのような、突き抜けた性格の悪さも逆に気持ちがいい。

その他、複数言語を扱え、高いコミュニケーション能力で周囲をうまくまわしていくルーシー」。元広告代理店の敏腕ディレクター「マチルダ」など。ちなみに、今回紹介していませんが、基本的には男性が主要登場人物です。

このマンガのベースは仕事・人生観で恋愛ではない。そのためか、少女漫画と違いでてくる女性たちが皆強い。強いレベルを超えて、ほどんどが「最強」の域。 それぞれが振り切った指向性、能力をもち、周囲を振り回しながら、いかんなく才能を発揮し、世界を魅了していく。決して人に好かれようとはしない彼女たちの信念に基づく行動がかっこいい。 また、 それらの癖の強い女性たちが、チームとして繋がったときのゾクゾク感がはんぱない。

仕事を思い通りに進めるために、時にはわがままになることも必要。性格悪いって言われてもいいじゃない。働く女性たちのモチベーションアップとして、ぜひみてもらいたい作品。


※今回ご紹介するのはリメクイク版となります。完結済のかっぴーさんの原作はこちらのサイトから見ることができます。
https://cakes.mu/series/3659


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